2012年

10月

03日

大雪山系紅葉山歩と秘湯めぐり

かつて所属していた山岳会のOB/OGが毎年春と秋に温泉宿に泊まりながら山に登っている。私はこれまで自転車、ランニングのイベントがあったので二年に一回のペースで参加してきた。今年は参加した。

 

14,5人のグループの中から参加できる方が毎回10人前後参加しているが毎回のように雨にたたられている。ところが今年は三日間とも雨が降らない良い天気に恵まれた。思い出に残る山歩になった。

 

今回は12名が参加。平均年齢は64歳くらいか。男8人、女4人。北海道の大雪山系を登っての紅葉見物だ。

 

 

 

 

9月28日

飛行機で旭川空港に。ここでレンタカーを二台借りて出発。まずは旭岳を目指す。しっかりとロープウエーで終点の姿見駅まで上がりそこから登山を開始。登山と言っても周囲は街中の服装をした観光客がほとんどで駅の周辺を散策している。気温は15度くらい。紅葉はまだ始まったばかり。今年は暑い夏で紅葉が遅いようだ。

 

30分ほど登ると人はめっきりと減って登山者だけの世界になる。天気はよく、風も弱い、気温も適度で快適な山歩を楽しみながら登った。ゆっくりと二時間足らずで旭岳の頂上に到着。なんとも雄大な360度のパノラマを堪能できた。特別に寒くないので頂上に長居した。フランスからやってきたバックパッカーの青年も登ってきた。

 

北海道の山はなじみが少ないので遠方を見ても名前が分からない。とにかく壮大だ。この大雪山は「神々の遊ぶ庭」とアイヌの世界では言われているらしい。

 

この日は湧駒荘に宿泊。秘湯を守る会の宿であるが料理は赤坂の料亭で修業した料理長がおしゃれな料理を提供してくれた。秘湯の宿ではもう少し素朴な料理が似つかわしい。

 

 

9月29日

宿からレンタカーで移動。愛山渓温泉に駐車して近くの沼ノ平に登る。愛山渓温泉は林道を20km位走ったところにある一軒の建物。宿泊ができるらしいが簡素な建物だ。

 

沼ノ平までは約二時間の登り。沢沿いの山道を行くと紅葉がはっきりとしてくる。途中には昇天の滝と村雨の滝が紅葉の中を流れ落ちているのが見える。沢の紅葉は美しい。

 

上にくるとそこには池が多数。視界が広がって「神々の遊ぶ庭」を拝借して人間が楽しんだ。天気も穏やかで池めぐりを堪能。

 

 

この日は大雪山高原山荘に宿泊。ここも秘湯を守る会会員。ここも林道を延々と走ってたどり着いた一軒の山荘。

9月30日

 

前夜に宿泊した大雪山高原山荘から歩き始める。この日に歩く大雪高原はヒグマの生息地で有名。この山域に入る前にヒグマ情報センターにて今日のヒグマの状況、その他の注意事項についてレクチャを聞かないと入れない。

 

山道を登り始めるとすぐに水芭蕉の大きな葉が食いちぎられているのが見える。少し緊張しながらクマ鈴を鳴らして歩く。基本的にヒグマは人を避けて移動しているらしい。人の気配がすれば通り過ぎるのを待っているとか。

 

1時間ほど登るとそこには前日と同じような池が出てきた。そして昨日以上の紅葉。土俵沼、バショウ沼、、、そして滝見沼についたときには目を見張った。「なんだこれは!」と叫んでしまうくらいの絶景。一幅の油絵を見ているようだ。だれもが感動している。鳥肌が立つような感動だ。デジカメで写真を撮ったが結果的に現実とはかけ離れた姿しか再現できてないのが残念。

沼めぐりは続いて緑沼、湯の沼、、、、高原沼、そして最後は空沼まで一周7Kmの周回コースだ。要所要所にはヒグマ情報センターの職員がいてヒグマを監視し、登山者に情報を伝えている。

 

今回は幸いにクマには遭遇しなかったが8月には毎日のようにヒグマが目撃されていたらしい。歩いているときにまだ新しいフンがあった。

 

 

過去に例が無いような好天に恵まれ紅葉も見物できて何よりな旅でした。

 

このグループの山行としては異例。さっそくこれまでの雨の犯人探しが始まったが今回参加しなかった二人が挙げられていた。真相は不明。

 

しかしながら、すべて良しとはいかず帰りの飛行機が欠航。台風17号が関東を通過中とのこと。しかたなく旭川のビジネスホテルに宿泊。翌日の飛行機で帰京した。

 

そう言えば二年前に参加して斜里岳、阿寒岳等に登った帰りには飛行機の故障で欠航になり釧路に延泊したことがある。二回連続だ。

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2012年

9月

26日

後輩からの素晴らしい贈り物

かつて所属していた社会人山岳会が昨年で50周年を迎えその記念行事が行われてきた。昨年7月には記念山行で谷川岳集中登山。9月には記念式典が盛大に行われた。その最後の事業として記念誌が発行された。その記念誌が送られてきた。素晴らしいの一言。

 

 

370ページにおよぶ壮大な記念誌。量もすばらしいがその質にも感嘆してしまった。市販されてもおかしくない装丁、編集、デザイン。これまでの行事が成功裏に行われそして今回の記念誌を見て現会員の能力、チームワーク、アイデア、すべてを賞賛したい。こうした後輩が山岳会をささえていることに誇りを感じている。50年も継続して活発に活動している山岳会は数少ない。そんな山岳会に所属していたことを誇りに思う。

 

さて、その記念誌。何とも豊富な情報が満載。記念山行の報告、記念式典の報告はもちろん、過去の山行記録が詳細に掲載されていた。かつて発行されていた会誌の内容、今回新たに旧会員、現役会員に募った原稿をもとにして原稿を改めて起こしたはずだ。昔は手書きの会誌だった。そして古い写真をOB,OGから収集して整理。写真の中のなつかしい顔ぶれに名前もつけてある。膨大な作業だったと思う。丁寧に、正確に記録をまとめてくれた。

 

大事な大事な青春の記録になった。長く保存したい。

 

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2012年

9月

23日

iPhone5がやってきた

自転車に乗らなくなってから週末を自宅で、あるいは近所で過ごすことが多くなった。自転車に乗っているころは週末ごとに遠出をしていた。少なくとも東京都から他県にまで出かけることが多かった。

 

今週末も、土曜日に母の三回忌の墓参で隣町にある実家にでかけた。そして今日は待望のiPhone5が入荷したということでさっそく出かけて入手。先週末に近所のSoftbank Shopで予約したものだ。意外と早く入荷したようだ。

 

機種変更で一番きになるのはこれまでのデータ、設定をどうやって新機種に移行するか、と言うことだ。パソコンを買い替えても同じことだ。iPhoneも立派なコンピュータなので同じ心配がる。

iPhoneの場合、iTuneにデータ、設定を移しておいて新機種が届いたらそこからデータ、設定を戻すことになるようだ。この辺の仕組みを事前にネットで調べて分かったのでしっかりと対処しておいた。なにしろ手元のデータは失いたくない。

 

実際に新機種を入手してデータを戻してみるとなんとも簡単にアッというまに終わった。さすがにアップル製品だ。新たな調整をまったくすることなく新機種を使い始めることができた。

 

そして使ってみると通常はG3と表示される場所にLTEと表示された。我が家の周辺は高速通信ができるLTEのカバー範囲になっているようだ。カバー率はまだあまり高くないと聞いていたので以外だった。通勤経路はどうなっているかが興味ある。明日試してみる。

 

iPhone5が発表されてからGoogleMapが標準からはずれて新たにAppleが提供する地図になった。この地図の評判が悪いらしい。誤りが多いらしい。ざっと見た限りは特に異常は見つからなかったので通常の使用には問題がないような気がする。それ以上に3D表示が見やすい。衛星写真も立体的に表示されいろいろな角度から見ることができる。すばらしい技術だ。

 

 

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2012年

9月

17日

「そうだったのか!、中国」

この連休中はこの本に没頭してました。例のセンカク問題がきっかけでした。

 

毛沢東が新生中華人民共和国の宣言をしたのが1949年。私が生まれた年だ。この時から、毛沢東の「大躍進政策」。そしてあの「文化大革命」。そして、鄧小平にひきついで1989年の天安門事件。その後の驚異的な経済発展までの60年間の中国の歴史を池上流の「わかりやすい」筆致で紹介している。

 

読み終わっての率直な感想は、自分のこれまでの中国について不勉強だったこと、そして中国の指導者の権力闘争に翻弄されてきた中国人民の憐れさ、だった。

 

 

近代史と言うものは中学、高校の世界史の時間でも三学期になって授業時間がたりなくなり急ぎ足で通り過ごしてきた。こんなことであまり馴染みがないものだ。中国の現代史について言うと高校生のころに新聞で見かけた紅衛兵の写真を思い起こす。

 

そして何よりも印象が深いのは天安門広場で学生を弾圧した事件。これも戦車の前に素手で立ちはだかる一人の若者の写真を鮮明に覚えている。この事件のほんの三か月後に仕事で北京を訪れたことがある。当時はまだ天安門広場には警備の人民解放軍、警察が大勢いた。そして、周辺の建物はまだそまつなものだった。狭い路地にはゴミが散乱し、建物の中のトイレには囲いがなかったのを覚えている。そんな歴史的な事件の現場を訪れてもその当時はその重要性はあまり理解できてなかった。恥ずかしい限りである。

 

その北京にはオリンピックの前に行ってみてその変貌ぶりにおどろいたものだ。まさに権力による強制的な開発だった。中心部は高層ビルが建っているが中心をはずれた地区の各建物は通りに面している部分だけを化粧直ししたような修繕を施していた。

 

2000年初めになってから仕事で上海には時々出かけてきたが訪れるごとに新しい建物ができていた。確かにものすごい経済発展をしてきたことはよく分かる。

 

 

それもこれも共産党一党独裁のもとでの強権的な社会主義市場経済のたまものだ。それもいろいろな犠牲の上に成り立っている。地方農民と都市住民との格差、自然破壊。。。。。

 

題名の通り、「そうだったのか!」と言うことが多数あった。役に立ちました。それでもあのセンカクはどのように処理したらいいのか難しい問題です。石原さんがちょっと強気に出すぎたかも知れないし、民主党の中国とのパイプが細すぎるかも知れないし。国と国との関係は法律とかの理屈で解決しない点が多いのでやっかいだ。

 

こうした外交問題とは別に個人的には来週から一週間仕事で来日する中国人とどのようにつきあったらいいのかが気になる。センカクの問題を話題に出していいものか。あれだけ騒いでいるのに出さないのも不自然だし。

 

 

 

 

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2012年

9月

14日

「つるべ取られてもらい水」ではありませんが

加賀千代女の「朝顔につるべ取られてもらい水」ではありませんが。。。「つる草にバイク取られてランニング」です。

 

20年ほど前に購入した初めてのMTBです。この後から次々とMTB,ロード自転車を購入して物置、玄関がいっぱいになりました。そしてこのMTBは物置の外に置かれていました。

 

ときどきは街乗りで使ってきましたがこのところ自転車に乗る機会がめっきりと減り放置状態。そのうちにこうしてつる草がこのMTBに絡んでしまいました。だからと言うことではありませんが自転車に乗る代わりにランニングです。

 


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2012年

9月

10日

中小企業診断士のイベントが2つ

今日は久しぶりで診断士関連のイベントが2つもあった。資格の更新要件のひとつである理論研修が午後にあり夜は研究会があった。


理論研修は例によって新しい中小企業施策。今日は経済産業省の課長補佐と言う(遠目には)きれいな女性がまさに立板に水のごとく何十もの施策を設明。頭が良くないとあれだけのことを短時間で説明できないでしょう。それでも私の頭には何も残っていない。どんなに上手に話が出来ても聞く人に残らないとしたら時間を使った意味がない。説明したと言う実績が残っただけだ。彼女にしてみるとこれが目的なのかも知れない。


いろいろなプレゼンを聞くにつけプレゼンをすることが目的となっている場合が多い。聞く人に残るようにブレゼンしたい。最近読んだ稲盛氏の「実学」と言う本の中に「魂を入れる」と言う言葉があつた。まさにプレゼンに魂を入れてみたい。その人の思いが充分に伝わった時にそのプレゼンに魂が入つたと言える。

そんなことを感じたお役人のプレゼンだつた。

その後は今はやりのホームページやソージャルネットワークサービスなどの活用方法の話が診断士からあつた。まずまず役立った。

そして夜は診断士会の研究会に参加。こちらもホームページがテーマになっており盛り上がっている。

 

 


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2012年

9月

09日

グランドゴルフ大会

市が主催したグランドゴルフ大会。そこの審判員に体育推進委員としてかりだされ、早朝7:30から16:00までたっぷりと働いてきた。毎年あるこの大会は今年で25回目。5名のチームが75チームも参加。それぞれのチームが3回8ホールを回る。

 

強い日差しだったが狭山丘陵から吹き降ろす風はさらりとしてまさに秋を感じてきた。参加者はほぼ全員がシルバー世代。いつもはどこかの運動場でゲートボールをしたりグランドゴルフをしたりして余生をすごしているのでしょう。年齢から言えば私もあちら側にいても不思議じゃないな、と感じた次第。

 

審判はそれぞれ決まったホールに張り付いて不正がないことを確認したり進行の妨げになるようなことがないようにしているだけ。基本的に立ったまま。暑い日差しの中で疲れた。1ラウンドごとに交代するが疲れた。昨日のトレイルランも疲れたが今日も疲れた。

 

この辺のことは体育推進員としのお仕事になっている。こうしたイベントが頻繁にありそのつど体育推進員が作業員としてかりだされる。確かにこうした仕事を市役所職員だけて進めたら税金が高くなるでしょう。自治会の役割と同じことだ。

 

来月はスポレク大会と呼ばれる運動会がある。これも大きなイベントだ。

 

 

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2012年

9月

08日

半年ぶりでトレイルラン@裏高尾山

先週は地元狭山丘陵のトレイルを少しだけ走ったがこれはトレイルランと言うよりもダートを走ったという感じ。今日はそれなりのトレイルランをした。

 

職場のランニングサークルの方3人とそのリーダが仕事で関係する医師が1人。今日のコースは昨年も同じサークルメンバーと一緒に走ったことがある高尾山の南側から大垂水峠を経由して城山、そして高尾山のコース。前回は雨だった。今日は暑かった。汗で着ているものがずぶ濡れ。

 

結局20Km走ったが走っている間は非常に疲れた。暑さもあるだろうし半年ぶりのアップダウンがきついコースのランニングだった。

 

 

 

 

高尾山口駅から走り始めてすぐに尾根までの直登。歩いて登るがハイキングの速度とは比較にならないくらい早い。すぐに心拍が早くなり汗が噴き出る。

 

尾根に出てからのアップダウンで他の3人から遅れ始めた。こんなことは初めて。ようやくのことで太垂水峠。甲州街道が走っている。自転車では何回も何回も走ったところを今日は上から見下ろした。景色が違う。今日も自転車乗りが何人も通過していた。

 

 

大垂水から短い急登を進むとようやく城山の茶屋。ここで休憩。大勢が休んでいる。ここで大きなかき氷。同行した医師先生は大いに気に入ったようだ。ちなみにこの先生は整形外科の先生。私の首の怪我についてもいろいろと教えてもらった。「時間の経過で完治するでしょう」とのお言葉。しっかりとした診察の結果ではないにしても安心できる言葉だった。

 

 

他の3人はここかすこしだけ小仏峠方面に走った。私は彼らがもどるまで城山でお昼寝。さすがに風が爽やかで気持ちよかった。見上げる木の枝がきれいだった。

 

ここから高尾山目指してゆっくりと走って途中でそばとビール。高尾山はさまざまな人が多い。あいかわらずだ。

 

ビアマウントは大勢の人が待っていた。

 

ケーブルを使わずに1号路を走り下りた。ここでも先生はかき氷を所望したのでもう一回食した。

 

怪我の後で体力が落ちたのか、暑さに負けたのか。ようやくのことで3人について行った。それでもとりあえずそれなりのトレイルランができたので一安心。

 

 

 

 

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2012年

9月

01日

久しぶりのトレイルランでした@狭山丘陵

4月に怪我をしてから徐々に元通りに走れるようになっている。平地の歩き、平地のラン、山道の歩き、まで進んだ。そして今日は山道のラン。山道と言っても今日は狭山丘陵なのでアップダウンは少ない。しかし、少なくともオフロードだ。

 

走っている途中、これまで何回も来たことがある六道山の公園の中にすてきな榎の木をみつけた。近くにはトトロの森もあるが緑が深い木だ。この辺はオオタカも生息している森だ。

 

 

8Km位走ったところで急に雨が降り出した。葉にあたる雨粒の音が急に大きくなった。ここに来るまでも大汗をかいているので雨にあたっても特に変わりはないので走り続けた。同じように濡れながら走っている方も10人くらいすれ違った。幸い、このコースのほとんどは大きな木の下なので直接に雨にあたることは少ない。途中で一時的に小雨になったが自宅にもどるまで雨中のランだった。

 

前半は暑さで歩く頻度が高かったが雨が降って気温が下がったせいか後半は楽に走れた。結局怪我の後では最長の20Km。これから気温が下がってくればもう少し走れると思う。

 

当面の目標は11月25日の富士山マラソン。

 

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