石和温泉で同期会

この歳になるとかつておつきあいしていた人たちと会いたくなるものだ。最初に就職した会社での同期会に参加してきた。

 

おじ(い)さん達が10名、石和温泉に集合。もう半分近くの方々が退職して働いていない。

 

時間があるのでのんびりと普通列車で石和温泉駅におりたつとすでにY君が来ていた。次の列車で数人が到着。中には30年以上も会っていない方も何人か。その他は9年前の同じ集まりで会っていた。

 

 

この同期会は毎年この時期に開かれているが私は9年前に参加した以降は欠席。この歳になると昔おつきあいした方々に会う気になってくるものだ。今年は参加した。

 

今回の会場である石和温泉はまさに宴会用の温泉街。東京から近いこともあり団体の宴会用の温泉だ。駅に近いところに多くの大型ホテルが立ち並ぶ。今回のホテルも典型的な団体向けホテル。判を押したようなロビー。日本庭園。そて大浴場と露天風呂。柵にかこまれた露天風呂に何が意味あるのかわからない。単に屋外にあるだけのことだ。

 

それでも団体にはこれで十分。何しろ宴会ができればいいわけだし。その石和温泉もセンカク以降は中国人の団体が無くなり困っているらしい。

 

参加したのは10人。私はこの会社を二十代のうちに退職してしまったのでその後の各人の消息はあまり詳しくない。聞くと、中には従業員1000人の子会社の社長になったり200億円事業の責任者になっているようだ。まるで20代のような黒髪の方もいた。すっかりと髪の毛と別れた方も数人。髪の毛が残っていてもすっかりと白くなっている。

 

宴会は昔に戻って和やかな中にも上品さが感じられる大人の宴会だった。当時の宴会ではかならず歌っていたいわゆる春歌をしっかりと覚えていて披露してくれた方もいた。今どきはだれも歌わないですね。でも引き継いでほしい気もする。これも消えゆく文化のようだ。

 

そう言えば今回の石和温泉まで横浜の自宅から120Kmの道を自転車で登場した人がいた。私も昨年参加していたらそうしたかも知れない。でも、今はその気はない。ただ、道中の無事だけを祈っている。

 

いつものように翌日は単にそれぞれの自宅に帰るだけ。石和温泉には観光見物するような場所もないみたいだし。。。。

 

また来年。会いましょう。