不思議なキリスト教

今朝も早朝に10Kmのラン。でも屋外活動はこれだけ。最近はもっぱら屋内活動だ。

 

知人の紹介でこの本を読んでみたがかなり興味を持って読み終わりました。キリスト教の生い立ち、考え方などについての二人の社会学者の対談集です。

 

高校生のころには若さからくる好奇心でキリスト教に片足を踏み込んだことがある。結局、どっぷりとつかることなくすぐに引き上げたがその後滞米中もお世話になった家族と一緒に教会の日曜学校にはときどき行っていた。と言うことなのでキリスト教について、と言うよりも聖書には親しんできた。

 

今回、ユニークな発想の本だという印象を持ちながら読んでいた。時には大胆に聖書のなかの出来事を解釈しているし、時には哲学的に書かれているし、時には著者の広い知識を表していた。キリスト教とはイスラム教とかユダヤ教について、それぞれが生まれた時代背景などについての知識は対談者と比べれば何十倍も少ない私としてはなるほど、と納得しながら読んでいたが荒っぽい感じがしていた。

 

 

これまでに私がキリスト教にたいして持っていた断片的な理解からすればこの本を読んで旧約聖書の世界から新約聖書の世界になってどのようにキリスト教が生まれて今の姿になったかについて少しだけ理解が深まった。いい本だと思って読み終わった。

 

ところが読み終わってからびっくらこいた。アマゾンの書評をみたらなんと長文の批判記事。この本に多くの誤りがあると指摘している方がいるらしい。しかもご丁寧に誤りを指摘するWikiまでも立ち上げているようだ。

 

読んでいるときに感じた荒っぽさはここからきているのかな、と感じた次第。指摘された誤りが正しいかという判断がつくほどの知識は持ち合わせてないのでなんとも言えない。

 

個別の案件についてはそれほど関心がないのでキリスト教の全体像がなんとなくわかったと言う点で私には役に立ちました。