退院後の治療

4月27日に村山医療センターを退院した。入院中は毎日1時間だけだが作業療法士から腕の動きを改善するためのリハビリを受けてきた。内容としては、肩のもみほぐし、問題のある三角筋を使うような腕の動作、正しい腕の動かし方の練習などである。おかげで日常の動作は一部ぎこちないところもあるができるようになった。大変感謝している。

 

ところが、この病院では外来でのリハビリはしていない。その後のリハビリについて思案している。

 

 

退院後、取り合えず市内の整形外科医院に行ってみた。ここは地元では有名な医院で理学療法士も常駐している。ところが外来で診察に行くと私の話は何も聞くことなく紹介状の中を読んだだけでよく聞こえない声で○▽□をしましょうというようなことを言ってそれをカルテに書き込んだ。あっという間に外に出されて療法室に連れて行かれた。そこでは問題の右肩に温熱を照射する温熱療法を10分間だけ受けた。その後は、上から垂れ下がっている吊り輪みたいなのを両腕で上下させる機械で20回ほど腕の上下させた。これですべて。

 

これまでの療法とは大違いで期待はずれだった。これでいいのかという疑問がわく。

 

昨日は近くの民間療法を試した。これも地元では評判がいいところだ。カイロプラクティス、按摩、マッサージ、整体、鍼灸、を状態に合わせて適用している。30-40代の若い施術者が一人で対応している。

 

まず状況を説明すると体中を触り始めた。体のいろいろな箇所の名前を独り言のように言いながらひとつひとつ確認していった。次々といろいろな問題点を指摘してきた。今回の事故で体のいろいろな部分に影響がでているとか。内臓の一部にもはれが感じられるそうだ。脚はほとんど影響を受けてないが多少の違和感がある点があった。それを含めて痛むところを次々に指摘してきた。確かに痛む。問題になっている腕だけでなく体全体のバランスが崩れたということらしいが同感できる。

 

いろいろなところを押したり、引いたり、ひねったり、時には鍼をさしたりの1.5時間。

 

十分に治療してもらったという感じはした。肩の痛みは相変わらず、勿論これで筋力が復活したわけではない。それでもなんとなく楽にった気がする。一週間後にもう一度試してみる。

 

頸髄は体全体に影響をおよぼすことは十分に理解できる。しかし一般病院ではそれぞれの専門部門だけの治療になる。内臓への影響は自覚書状がない限り治療の対象にならない。それに対してこうした民間療法は体全体を診ることができる。それが近代医学の面から論理的に証明された治療方法ではないかもしれない。しかし、摩訶不思議な人間の体は摩訶不思議な治療方法があってもいいような気がする。

 

 

しかし、はたしてこれでいいのか、まだ不安はある。医療センターで行ってきたような作業療法は不要なのか、もうすこし受けた方がいいのか。医療センターの療法士がいうように今後は自宅での自主トレと肩の筋肉が固くなったと思ったときのマッサージでもいいのかも知れない。

 

ネット上でリハビリの記事を読むとすべてがかなりの重症患者の記事になっている。幸い私は問題が一部の機能であり参考にできるような記事はない。