千葉ブルべ300K

ブルベに出発する13日の朝は体調が悪かった。一週間の飽食の付けが回ってきたような気がした。薬局で胃腸薬と栄養剤を買ってから家をでた。午後4時には出発点に着いてしまった。何しろ始めてのブルベで様子がわからないので不安だった。とにかく体を休めようと車の中で横になって時間を待った。
真っ暗になった9:30から参加登録。いよいよだ。

出発点ーPC1(市原市):37Km 

走り始めて15分ほど走るとあたりは街灯も無く真っ暗。そして幽谷通りなんていう怖い名前の林道にはいるとまさに山道。集団のライトで何とか走れるがスピードは出せない。ここを抜けると街灯のある通りにでた。集団でほぼ30Km平均。
PC1-PC2(九十九里町) 

平坦な道が続く。この間55Kmをだれも休むことなく走った。ブルベってこうなんだと感心しきり。でも暗い中で休んでもしょうがないけど。
PC2-PC3(大多喜町)40Km 

相変わらず暗い中をひたすら走るだけ。平坦。景色を見ることも無い。霧が濃い。気温は高くないが湿度は高い。ここまでくると集団がバラけてきた。私は同じペースの人の後を付いて走った。暗い中の単独走はどうも寂しい。
PC3-PC4(白浜町)85Km 

PC3まで130Kmを走ってきてここから登りに入る。この区間は一人だった。走り始めてしばらくするとようやくライトがいらなくなった。登りではいつも集団から遅れるので登りはマイペースで。霧に覆われた里山の風景が美しかった。登りは150Mほどを二回。山を下ったあとは海岸に沿って永遠と思えるほどの単調な道。この途中で200Km超え。疲れた。まだ、時々胃が痛むので胃薬と栄養ドリンクを買って飲んだ。
PC4-PC5(富津市)50Km

PC4への到着を10時頃と計画していたが9時前に到着。残りは85Kmでリミットまで8時間以上あるので完走を確信できた。と言うことでのんびりと写真を撮りながら走った。内陸に入ってのどかな日本の里山の風景がなんとも気に入った。先週、車で走った時にはまだ稲穂が薄茶色に残っていたが今回はみな刈り取られていた。途中で、遅れて出発した200Kmブルベに参加する人たちとすれ違い。マイミクさんにも遭遇。外人チームの二人とも会った。彼らとは20分ほど立ち話。のんびりしていいのかと心配したが彼らは早いから。。。途中の「ボケ防止」のお地蔵様にお参り。ご利益ありますように。
PC5-ゴール 40KmPC5から最後の登り。鹿野山300M弱。約6Kmの登りがきつかった。260Km走った後の登りとしてはかなりの急登。とにかくマイペース。鹿野山を下ったらあとは海に向かって下るだけと期待していたがまったくの期待はずれ。長い下りが終わったと思うとまた小さな登りになった。小さいながらも坂が次から次に現れる。何ということか、精神的にまいる。木更津市内に入ると流石に平坦な道。ゆとりでゴールできそうなのでのんびりと走った。そして午後3時にゴール。17時間の旅でした。

 


今回は天候に恵まれた。熱くも寒くもなく、風も無く、自転車には最適の天気でなにより。ブルベの様子がよく分かった。マイペースで走れば何とかなりそう。でも、次は来年になってから意欲が沸いたら参加。


その日は近くに宿を確保してあったので早めに投宿。まだ、胃の調子が悪いのでほとんど食事をしないでビールも缶ビールを半分飲んだだけ。夕方5時に就寝。
今日になってだいぶ回復したのでこれから本当の祝杯。不安がいっぱいのブルベでしたが終わってみるとなんとやら。。。