それでも僕は歩かなかった(村上春樹)-富士山マラソン

雪を被って光る富士山を眺めながらのマラソンでした。昨年までは「河口湖マラソン」と呼んでいたがコースを変え、募集人数も23,000人に増やしての再出発の大会。

 

写真でわかるように快晴、微風と言う絶好のランニング日和。私にとっては4月の事故の後で初めてのフルマラソンと言うことになった。と言うことで完走を目標にして参加。

 

やっぱりフルマラソンは長い。半分まで走った時点で満足してしまった。その後はジョギングペースでゆっくりと走ってなんとかゴール。

 

完走という目標は達成したけどスピードが出ない。前回のフルマラソンよりも遅い。四時間くらいで走れるかな、と思っていたが結局4時間半。時計を忘れたので快適なジョギングという感じで走ってました。一応、怪我の後、と言うハンディを言い聞かせてきたがそれでも練習はそれなりにしてきたのでもう少し早く走れると思っていた。まあ、こんな感じです。 時計を見ないで自分の呼吸ペースと相談しながら景色を楽しんで走ることってなかなかのものです。

前夜は都留市のホテルに宿泊。なにしろ近くの河口湖近辺のホテル、民宿は高いし予約できなかった。早めに車ででかけたつもりだが駐車場に入るのに30分待ち。そこから会場の近くまでのシャトルバスを待つこと30分。スタート時間が迫って15分前に到着した。その頃、まだ渋滞で駐車場に入れない車がたくさん見えた。(都留市のホテルからインターに入ろうとした際に渋滞の案内があったので高速はつかわずに一般道で河口湖方面にでかけた。もしあのまま高速に入っていたら渋滞3時間にまきこまれて出走できなかったかも知れない。5000人が走れなかったらしい。)

 

それでも、天気は快晴、気温は0度。微風。ランニングには最適だ。自己申告の予想タイムに応じて並ぶとすぐにスタートの号砲。いつもこの瞬間は興奮する。

 

走り始めるとすぐにドカーンと白い富士の峯が迫ってきた。この富士山をずっと眺めながらのランニングは楽しい。しかも今日は紅葉も付いてきた。

 

コースは河口湖と隣の西湖をぐるっと回る。西湖は河口湖よりも一段高いところにあるようで100mの上りがある。この坂が急だった。2Kmつぐく坂道は歩くスピード。でも、歩かなかった。そう決めていたから。多くの人が歩いていたけど速さは同じくらいだった。

 

苦労して西湖に登ったころには足が思うように上がらずスピードがでない。ゆっくりと走った。なにしろ今回は怪我からの復帰第一戦。と言う、ことにしている。

 

 

息が切れないスピードで景色を見ながら、写真を撮りながら、走った。そう、私のランニングの姿はスピードを求めるのでなくこうしていろいろな場所をめぐるJourneyなのだ。

 

それにしても、辛かったけど楽しかった。走れることに感謝です。

 

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コメント: 2
  • #1

    kikyo (日曜日, 25 11月 2012 21:34)

    絶好の天気でよかったですね。

    河口湖マラソンは川口湖を2周していたので2周目がつらかったですが、
    富士山マラソンは河口湖・西湖ですか。

    写真を撮りながら走るなんてことは考えもしなかった。

    ゆっくりでも歩くことなく、走りつけられれば、すごいですよね。
    そうそうアーミーさんはウルトラも走っていたんですよね。

    どこまでも自分のペースで走る、いいですね。

  • #2

    Admin (月曜日, 26 11月 2012 12:09)

    主催者は一番美しいコースだと宣伝していましたがその通りです。都会のアスファルトを走る大会とは比べようがないほど素晴らしい景色でした。天気も良くていうことなしです。
    長距離走は私にはJourneyですから途中で写真はいつも撮っています。今回は時計を忘れたので息切れがない程度のペースで走り続けました。